「お家の鍵が回らなくて、どうすればいいか分からない」とお悩みではありませんか。いつも使えていた鍵が急に回らなくなると、焦りや不安を感じることもあるかもしれません。 しかし、自分で鍵のトラブルを解決しようとしても、正しい方法でなければ逆効果になってしまうこともあります。そこで、このコラムでは鍵が回らない原因や、解決方法について詳しく解説しています。さらに、トラブルの悪化を招くNG行動についてもご紹介しますので、参考にしてみてください。
鍵トラブルの謎を解明！回らない原因とは？驚きの事実を紹介
鍵が回らなくなった際には、適切な対処方法を知ることが大切です。鍵が回らない原因は、以下のようなものが考えられます。
- 鍵がすり減っている
- 鍵が曲がっている
- 鍵に汚れがついている
- 鍵穴にホコリや砂が詰まっている
- 鍵穴内部にサビが生じている
- 鍵穴の位置がずれている
- 鍵穴の潤滑剤が不足している
まずは鍵や鍵穴を注意深く観察し、何が原因になっているかを確認してみましょう。原因が判明した上で、適切な対処方法を実施すれば、短時間で問題を解決できる可能性があります。もし原因が不明な場合は、様々な対処法を試してみることをおすすめします。
鍵が回らない時の救世主！８つのプロもおすすめする対処法
鍵が回らなくなるときは、適切な方法で対処しないと状況が悪化する可能性があります。ここでは、8つの対処法を提示するので、順に試してみてください。
鍵が正しいかを確認する
最初に、正しい鍵を使用しているかをチェックしましょう。誤って異なる鍵を挿入している可能性があります。特に、いくつかの鍵を一つのキーホルダーにまとめている場合、間違いが起こりやすいです。
鍵の汚れを取り除く
鍵に付いた汚れが原因で回らなくなることがあります。何年も同じ鍵を使っていると、溝や凹凸部分にほこりや砂などがたまります。特に、ディンプルキー（表面にたくさんのくぼみがある鍵）は凹凸が多いため、汚れがたまりやすいです。
鍵の汚れを落とす場合、歯ブラシや布を使って掃除しましょう。歯ブラシは使用後でも大丈夫ですが、ほこりや砂が固まらないように、乾燥した状態で使うことが重要です。鍵を手入れする際の布は、汚れを除去しやすいマイクロファイバークロスが最適です。マイクロファイバークロスが手に入らない場合は、手元にあるハンカチなどで汚れをふき取りましょう。
鍵を鉛筆で軽くこする
鍵に鉛筆を軽くこすってみると、回るようになることがあります。鉛筆の芯に含まれる黒鉛が潤滑剤として働くためです。スムーズに回るように、鍵の溝や凹凸だけでなく、側面にも鉛筆の芯を擦り付けることがポイントです。特にディンプルキーは凹凸が多いので、丁寧に黒鉛を付けるようにしましょう。
潤滑剤代わりに使う鉛筆は、Bや2Bなど黒鉛が多いものが適しています。鉛筆でこすって問題が解決したら、鍵に付着している黒鉛を拭き取るようにしましょう。
スペアキーを試す
鍵自体に問題がある場合、スペアキーを使えば解決することがあります。たとえば、鍵が変形している場合、鍵穴は問題なく使えるので、スペアキーを使って開錠できるでしょう。
さらに、鍵が曲がっているなどの明らかな問題がなくても、摩耗により使えなくなっていることがあります。特に、長年同じ鍵を使用している場合は劣化の可能性があるので、スペアキーで開けられるかどうか試してみると良いでしょう。
鍵穴の掃除を行う
鍵穴にほこりや砂がたまり、鍵が回らなくなっていることもあります。そのため、内部をクリーニングしてみましょう。鍵穴を掃除する際は、掃除機やエアダスターの使用が効果的です。外出中に鍵が回らなくなった場合は、自宅の掃除機を使うのが手軽な方法です。鍵穴に掃除機のノズルを当て、内部にたまった汚れを吸引しましょう。
一方、帰宅時に鍵が回らなくて自宅に入れない場合は、エアダスターを用意することをおすすめします。エアダスターは、家電量販店やホームセンターで購入できます。鍵穴にしっかりと空気を送り込めるよう、細いノズルのエアダスターを選ぶことが重要です。
鍵穴用潤滑剤を試す
鍵穴の掃除をしても鍵が回らない場合、潤滑剤の使用が効果的です。ホームセンターで手頃な価格で手に入るので、ぜひ試してください。潤滑剤を購入する際は、鍵穴専用のものを選ぶことが重要です。
潤滑剤を使う前に、鍵穴の清掃を済ませておくと良いでしょう。鍵穴内部に潤滑剤を吹きかけた後、鍵を数回出し入れしてなじませましょう。その後、鍵が回るかどうかを確認してみてください。
もし、雨等で鍵穴が湿っている場合は、ドライヤーや携帯用扇風機で乾かしてから潤滑剤を使用することが大切です。湿ったままだと、汚れが付着しやすくなるので注意が必要です。
ネジの締め直し
鍵穴を固定しているネジが緩んでいると、鍵が回らなくなることがあります。鍵穴がグラグラする場合、ネジの緩みが原因である可能性が高いので、チェックしてみましょう。ネジが緩むと歯車のかみ合わせが悪くなり、不具合が発生するため、締め直すことが重要です。
鍵穴を固定するネジは、ドアの内側や横面にあります。ドアが開かない場合、ネジを締め直すことができないので、他の対処法を試してください。
専門業者に連絡
いろいろな方法を試しても鍵が回らない場合は、専門業者に相談しましょう。専門業者であれば、多くの場合、即日対応が可能です。また、自分で悩むよりもプロに依頼することで確実に解決できるため、すぐにトラブルを解決したい方は専門業者への依頼がおすすめです。
要注意！鍵が回らない時に絶対やってはいけない６つの行動
状況の悪化を避けるために、避けるべき行為を把握しておくことが大切です。以下では、鍵が回らない際のNG行動を紹介しますので、実際に対処する前に確認しておいてください。
強引に鍵を回すことを避ける
無理に鍵を回すと、壊れる可能性があります。鍵が曲がったり折れたりすると、自力で解決が困難になり、鍵穴にもダメージを与えるリスクが高まります。鍵穴が壊れると交換が必要になるため、無理に力を入れないことが重要です。
爪楊枝で鍵穴の汚れを取ろうとしない
鍵穴の掃除で爪楊枝を使用することは適切ではありません。爪楊枝が鍵穴内で折れてしまうと、取り出すことが難しくなります。状況が悪化しないように、鍵穴の清掃に爪楊枝は使用しないでください。
針金を鍵穴に挿入しない
鍵が回らない際に、針金で鍵穴を操作したり、汚れを取り除こうとするのは避けてください。針金で鍵穴を傷つけるリスクがあり、鍵穴が壊れると交換が必要になります。針金を使用しない方法で対処しましょう。
鍵穴専用でない潤滑剤を使わない
鍵穴専用でない潤滑剤を使うと、内部に汚れが溜まりやすくなります。また、汚れと潤滑剤が固まることで、鍵が入らなくなる可能性があります。そのため、鍵が回らなくなった場合は、専用の潤滑剤以外を使用しないでください。
食用油を潤滑剤として使用しない
食用油は鍵のトラブルを悪化させるため、使用しないでください。鍵穴に食用油が入ると、汚れやサビが溜まりやすくなり、鍵穴が破損する可能性があります。食用油を潤滑剤の代わりに使用するのは避けましょう。
自分で鍵（シリンダー）を交換しない
鍵が回らない場合、鍵（シリンダー）の交換が効果的な解決策の一つですが、自分で行うのはお勧めしません。インターネットで検索すれば、鍵の交換方法は調べることができますが、一般の人には困難です。自宅のドアに適切な鍵を選ぶのも難しいですし、多くの小さな部品があり、紛失や間違った取り付けがあると、鍵として機能しなくなります。
また、取り付けが不十分だと防犯上の問題が生じるため、プロに依頼することをお勧めします。
これらのNG行動を避けて、鍵が回らない状況に適切に対処することで、トラブルを最小限に抑えることができます。自分で解決できない場合や状況が悪化する恐れがある場合は、専門家に相談することが最善です。安全で確実な解決策を求めることが、鍵のトラブルにおいて重要です。
まとめ
鍵がうまく回らなくなった時、適切な対応が大切です。無理な力を加えると、鍵の破損リスクが増え、問題が悪化する可能性があります。事態を悪化させないためにも、鍵や鍵穴のクリーニングや専用潤滑剤の使用など、正しい手順で対策を行いましょう。
自分でできる方法をすべて試しても改善されない場合は、プロの業者に依頼することが最善の選択です。
コメント